デジタルサージカルガイドを用いたインプラントのセミナーに参加して来ました。
講師は駒沢の星野先生。デジタル技術を屈指した最新のインプラント治療です。
従来のインプラント治療は歯ぐきを切開し骨を露出した上でドリルを用いてインプラントを埋入していました。
これからのインプラント治療はガイデットサージェリーと言って歯ぐきを切らずにあらかじめ用意した手術用ガイドを使ってインプラントを埋入することができるため、手術時間・術後の痛みや腫れ・治癒期間を短縮することができより正確により安全に治療することができます。

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実習風景。以前一緒に仕事をしていた京都・カミタニ歯科の神谷先生も参加です。
事前に口腔内スキャナーで撮った歯と歯茎の情報とCTのデータをマッチングして制作したデジタルサージカルガイドを用いてインプラントを埋入します。

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↓は3Shape(スリーシェイプ)社のTRIOS3(トリオス3)を使用した口腔内スキャナーのデモ。

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↓は当院でおこなっているデジタルサージカルガイドを用いたガイデットサージェリーの症例。
この術式のすごいところは口腔内スキャナーとCTのデータだけでコンピューター上で最終的な被せものまで含めた設計ができてしまうことです。そのデータをもとにインプラントを埋入するためのガイド制作するため、最適な位置にインプラントを正確に埋入することができます。

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↓がデータを元に作成したサージカルガイド。高性能3Dプリンターで作られています。

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口腔内に装着した状態。インプラントを埋入予定部位に穴が開いており、この穴からインプラントを埋入します。

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↓は術前のX線写真。ブリッジをしていた所の具合が悪くなりインプラント治療となりました。
歯と歯の間がちょっと狭いためより正確なインプラントの埋入が重要となるためデジタルサージカルガイドを用いたインプラント治療を行いました。

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↓はインプラント埋入後のX線写真。事前の計画通りに適正な位置にインプラントが埋入されています。

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今回のインプラント治療に要した手術時間は10分もかからず終了。
歯ぐきの切開も縫合も必要ないので、痛みもほとんどありません。
デジタル技術の進歩によりインプラント治療もより安全・安心な治療へと変わっていきます。

紹介動画は↓